デジタルアーキビストに求められる能力には、次の3つが挙げられます。
目的に沿ったアーカイブの作成には、対象への深い理解が欠かせません。また、デジタル化し収集・保管や公開にあたっては、対象を取り巻く歴史や社会的な背景等を理解していることが重要です。
情報の収集、記録、管理、利用さらに創作活動ができる多様な情報活用能力が求められます。あわせて文化や産業資源等を標準的な規格でデジタルデータ化し、検索が適切に行われるよう二次情報・メタデータを付与するなど、これらを自在に扱い活用する能力が要求されます。
デジタルアーカイブの作成には、権利処理や倫理に関する理解が不可欠です。著作権、肖像権、プライバシー等の権利処理等の課題を解決するためデジタルアーカイブ整備推進法(仮称)の制定が進められています。制定・改正等に備え、最新情報の把握が必要です。