Digital Archivist   デジタル・アーキビスト資格

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資格の活用事例

社員教育にデジタル・アーキビスト資格取得を利用し、新しい仕事の開拓をしている株式会社インフォマージュ様の例を「デジタル・アーキビストNews Letter」より引用します。


社員のほとんどが「デジタル・アーキビスト」&「文書情報管理士」

株式会社インフォマージュ

 

「デジタル・アーキビスト」に出会うきっかけ

「デジタル・アーカイブス」という言葉が流行り始めて久しいですが、同じころ沖縄の民俗芸能を小学校の子どもたちがビデオカメラで記録して沖縄民芸を残そうとする取組みがあるテレビ番組で放映されました。その小学生を指導していたのが「デジタル・アーキビスト」の大学生の皆さんでした。

 

インフォマージュとデジタル・アーキビスト

私たち株式会社インフォマージュは、今年で創立65周年目を迎えます。事業としては大学、図書館、資料館、公文書館の歴史的貴重な書物を記録・保存することです。マイクロフィルムで撮影したり、最近ではデジタルカメラで撮影し、デジタル画像を作成して保存する一方、インターネットで公開することもおこなっています。この作業には、文書保存に知識と経験を持った「文書情報管理士」(社団法人日本画像情報マネジメント協会検定)があたり、これまで多くの貴重書アーカイブ実績を積んでいます。しかし、文化活動や有形・無形文化財の記録はまだ未開の分野が残されています。

 

認定資格受験への準備

「デジタル・アーキビスト」の話を聞いて、インターネットで検索してみたところ「特定非営利活動法人日本デジタル・アーキビスト資格認定機構」の存在を知りました。私たちの事業の、文書情報の収集・管理・保存・継承に対して、文化活動の収集・管理・保護・継承の分野への関心が高まり、当時、岐阜で行われた講習会に一人の女子社員が受講し資格試験に合格しました。これをきっかけに「デジタル・アーキビスト」が社内の話題に上るようになり、私たちが歴史的な書物を静止画として扱うのに対し、民俗的に引き継がれていく現実を動画(映像)として扱う。どちらにも著作権、肖像権、所有権、プライバシーが存在していることの類似性などを考えると、この検定の意図するところに、私たち事業に携わる社員全員の知識と技能を高め、品質を向上させる良いチャンスでした。

 

アーカイブス事業に携わる全社員が受講・受験

受験対策委員を決め、認定機構と交渉し、会社のトップへの進言、そして具体的スケジュールなど事は順調に進み、数えてみると受験希望者が50名に及び、交渉の結果、東京に試験会場をセットして下さることになりました。講習会は2日間、最終日に試験、数日後に合格者発表となりました。

 

受験後の更新

全員が「準デジタル・アーキビスト」に合格しました。後に東京で開催された講習会(NPO法人 コンサウェル主催)では、当社所属のプロカメラマンが撮影指導をさせていただくまでになりました。また、2名が新幹線で岐阜まで通いながら「デジタル・アーキビスト」の認定試験に合格しました。近日、東京の地でもこのカリキュラムを受講し、単位が取れると言ううれしい話があることも聞いています。

 

これからの取組み

名刺に「文書情報管理士」「デジタル・アーキビスト」の肩書をつけて図書館、歴史資料館、民俗博物館などを訪問し、新たなる仕事も頂けるようになりました。刻々と変化する社会情勢、しかしそれぞれの地域において、人々は今を、そしてこれからを生き、歴史を積み重ねていきます。そこに綿々と引き継がれる文化、貴重な歴史的な書物、文化財等を正確に安全に記録・保存して後世に伝えていくことを使命として、アーキビストたちは、今日もファインダーをのぞき、シャッターを切っていきます。